雑魚という魚はいない

マイナーな魚にも名前がある。自分が忘れた時の備忘録。

カラフトマス

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カラフトマス樺太鱒】

分類:サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属

分布:岩手県以北、新潟以北、北太平洋ベーリング海オホーツク海

特徴:全長40~60cm。背面や尾鰭、脂鰭に黒い斑点がある。尾鰭には黒い縁取りがなく、黒い斑点が散らばる。稚魚は、パーマークがなく、背部が青緑色で体側は銀色、ほっそりとした体形をしている。繁殖期には、雄のみ背中が隆起する。そのため別名背張鱒と呼ばれる。地方名、青マス、セッパリマス

撮影日.2023年4月23日

ヒラタブンブク

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ヒラタブンブク【平分福】

分類:ブンブク目ヒラタブンブク科ヒラタブンブク属

分布:浅海の砂泥底。本州北部以南。

特徴:5cm前後。殻は低く細長い。背面は前部が高く後部にかけて低くなっている。体を覆う短い棘とは別に、背面に数本縞模様の細長い棘がある。

撮影日.2023年3月30日

キンチャクダイ(幼魚)

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キンチャクダイ【巾着鯛】

分類:スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科キンチャクダイ属

分布:温帯地域の浅海の岩礁域。相模以南。台湾、中国。

特徴:19cm前後になる。体高があり側偏する。体側に青色の縦筋が多数ある。胸鰭、尾鰭、腹鰭は黄色。幼魚には黄色横帯が1本ある。鱗が紙やすり状になっている。

撮影日.2022年12月28日

カゴカキダイ

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カゴカキダイ【駕籠担鯛】

分類:スズキ目スズキ亜目カゴカキダイカゴカキダイ

分布:浅い岩礁域。青森から九州南岸までの各地沿岸(大阪湾は幼魚のみ、瀬戸内海は伊予灘のみ)、琉球列島。

特徴:20cm前後になる。体高は高く強く側偏し、左右の鰓膜は癒合する。体側5本の黒く縦斜めの帯があり、1番下の帯は目を通り吻に繋がっているように見える。

撮影日.2022年12月17日

キントキダイ?

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キントキダイ【金時鯛】

分類:スズキ目スズキ亜目キントキダイ科キントキダイ属

分布:水深30~100m前後の砂泥底。相模湾〜九州までの太平洋沿岸、新潟県以南の日本海沿岸、琉球列島。

特徴:体長25cmほど。体色はうすい赤色で、背鰭・臀鰭・腹鰭の鰭膜に黄色斑がある。側線有孔鱗数は66-83枚。ウスベニキントキやアカネキントキに似るが、この2種は鰭膜の黄色斑がない。本種は最大の体高が肛門付近に対し、ウスベニキントキは頭部後方である。

撮影日.2202年12月13日

メナダ

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メナダ【目奈陀】

分類:ボラ目ボラ科メナダ属

分布:九州以北の国内、中国、朝鮮半島

特徴:ボラに似るが頭がボラより平たく、目が赤いこと、ボラより大きく成長する(体長100cm)。脂瞼はボラほど発達しておらず、体側の鱗の基部に黒点がある。産卵期は10月。地方名アカメ(赤目)、シュクチ、ヒクチ(朱口、緋口)

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脂瞼が発達していない。

撮影日.2022年12月3日

ボラ

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ボラ【鯔】

分類:ボラ目ボラ科ボラ属

分布:ほぼ全世界の熱帯・温帯の海域、河川汽水域、淡水域

特徴:50cm前後になる。体は細長い。頭部が平たく、口は小さい。目に脂瞼(脂肪の膜)がある。背鰭1~3棘の根元は接する。低層に沈積した微生物や藻、原生動物、有機性のデトリタスなどを食べる。卵巣はカラスミの原料。出世魚でハク(稚魚)、オボコ・スバシリ(10cm程度)、イナ(10~25cm)、ボラ(30~50cm)、トド(50cm)となる。

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脂瞼がわかる

撮影日.2022年12月3日