雑魚という魚はいない

マイナーな魚にも名前がある。自分が忘れた時の備忘録。

ホシフグ

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ホシフグ【星河豚】

分類:フグ目フグ亜目フグ科モヨウフグ

分布:青森〜九州南岸の日本海東シナ海、太平洋沿岸、水深100〜400m

特徴:体長35cm前後になる。黒紫色の紡錘形で全体に水玉状の白い斑紋がある。背鰭軟条数は14。背部と腹部に小棘がある。近年冬期に浜に打ち上げられ度々ニュースで取り上げられている。

撮影日.2022年11月29日

ネンブツダイ(幼魚)

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ネンブツダイ【念仏鯛】

分類:スズキ目テンジクダイ科スジイシモチ属

分布:青森〜九州の太平洋側、山形〜九州の日本海側、温帯域の岩礁

特徴:体長10cm前後。体色は赤みを帯び、腹部は黄色っぽい。頭部と体側上方に黒色細縦帯がある。一本は眼を通り、鰓蓋後縁に達する。クロホシイシモチは本種によく似るが、体側上方の黒色細縦帯がなく、黒色円斑があることにより区別できる。またネンブツダイと似ているものに、ムナホシイシモチ、フタスジイシモチ、ニセフタスジイシモチがいるが、これらの種は眼を通る黒色縦帯が体側後方にまで達することで区別できる。第1背鰭の先端は黒く、尾の付け根に黒色斑(横方向に伸びる傾向のクロホシイシモチとは逆に、縦方向に伸びる傾向がある)がある。

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体長2cmほどの個体

撮影日.2022年11月21日

ウミタナゴ

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ウミタナゴ【海鱮】

分類:スズキ目ウミタナゴウミタナゴ

分布:沖縄を除く日本近海、海藻のある浅い岩礁

特徴:25cm前後。前鰓蓋骨の前方下、後方隅に黒い斑紋がある(マタナゴは前鰓蓋骨後方隅に暗色の三日月型斑がある。ときどき前下方にも暗色斑のあることがある)。背鰭棘条部の黒帯は縁辺を縁取るもの、縁取らないものがある。臀鰭基底に黒線が存在しない、等で判別する。

背鰭棘条数がやや多い(10または11)対してマタナゴは普通9または10。

背鰭軟条数がやや多く最頻値20。対してマタナゴは最頻値21。卵胎生で春から夏に仔魚を産む。雄の腹鰭の前に交尾用の突起がある。f:id:squiddy0m0:20231103182954j:image

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撮影日.2022年11月15日

サビハゼ

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サビハゼ【錆鯊】

分類:スズキ目ハゼ科サビハゼ属

分布:東北地方〜九州。浅海の砂泥底

特徴:体長10cm。頭部腹面に多数の白いヒゲがあり、体側中央に不定形な黒色斑が縦列する。第一背鰭の前方と後方に黒色斑がある。幼魚のころまでは遊泳生活をし、成魚になるにつれて底生活になる。

撮影日.2022年11月12日

クマサカフグ

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クマサカフグ【熊坂河豚】

分類:フグ目フグ科サバフグ属

分布:北海道以南、西日本に多い

特徴:体長50cm前後。やや細長くやや側偏する。腹面に棘がある。胸鰭上部は黒く、下の方は白い(ほぼ全体が黒い個体もいる)。尾鰭下葉は上葉より長い。腹部に黒く丸い斑紋ある個体や、背部に鞍掛状の模様が個体がいたりと様々。

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撮影日.2022年11月7日

ミノカサゴ

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ミノカサゴ【蓑笠子】

分類:スズキ目カサゴ亜目フサカサゴミノカサゴ亜科ミノカサゴ

分布:暖かい地域の浅い岩礁

特徴:25cm前後になる。背鰭、腹鰭、臀鰭の棘は鋭く毒がある。胸鰭、背鰭、臀鰭などが非常に大きい。胸鰭は全て分岐しない。胸鰭軟条の皮膜は先端にまで達する。第二背鰭、尾鰭、臀鰭の全体に斑紋はなく、頭部腹面に模様がない。地方名、ヤマノカミ

撮影日.2022年11月3日