雑魚という魚はいない

マイナーな魚にも名前がある。自分が忘れた時の備忘録。

キメンガニ

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キメンガニ【鬼面蟹】

分類:十脚目ヘイケガニ科キメンガニ属

分布:男鹿半島から九州、水深10〜70mの砂泥底

特徴:甲羅のこぶが鬼の面に似ていることから名付けられた。最後の歩脚2対が上を向いていて、二枚貝の殻などを背負い身を隠す習性がある。

撮影日.2022年10月24日

ヒラソウダ

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ヒラソウダ【平騒多鰹・平宗太鰹】

分類:スズキ目サバ亜目サバ科マグロ族ソウダガツオ属

分布:世界中の熱帯域から温帯域、沿岸の表層を回遊

特徴:60cm前後になる。体高(この画像で天地)は高く、輪切りにすると丸ではなく楕円形。鰓ぶたの後ろに続く鱗のある部分は第一背ビレと第二背ビレの中間で糸状になる。鰓蓋上端にある暗色斑は背中の暗色部分から離れる。地方名メジカ

撮影日.2022年10月19日

イボイワオウギガニ

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イボイワオウギガニ【疣岩扇蟹】

分類:十脚目オウギガニ科イワオウギガニ属

分布:相模湾以南の岩礁性の磯

特徴:赤い眼と逞しい鉗脚が特徴のカニ。よく似たイワオウギガニは奄美以南が分布域のため、本州の磯で見られるのは本種。見分け方は、鉗脚の指節が本種では赤、または茶色で、イワオウギガニでは白い。また、イワオウギガニは全体的にツルツルしているが本種は前甲や鉗脚がイボ状の突起で覆われる。

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撮影日.2022年10月15日

フエフキダイ

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フエフキダイ【笛吹鯛】

分類:スズキ目スズキ亜目フエフキダイ科フエフキダイ亜科フエフキダイ属

分布:西日本の水深100m以浅の岩礁域、新潟以南〜台湾。

特徴:40cm前後になる。体高があり側扁する。頬部分に鱗がない。胸鰭基部の内側に鱗がないか、あっても数枚。側線から背鰭の間に鱗が5つ並ぶ。別名、クチビ(口火、口美)口の中が赤いことから

撮影日.2022年10月12日

アミメウマズラハギ

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アミメウマズラハギ【網目馬面剥】

分類:フグ目モンガラカワハギ亜目カワハギ科ハクセイハギ属

分布:サンゴ礁
小笠原諸島茨城県〜九州南岸の大平洋沿岸、屋久島、琉球列島、南大東島

特徴:16cm前後。体側に網目状の斑紋がある。尾柄部には棘がない。

撮影日.2022年10月13日

イスズミ

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イスズミ【伊寿墨】

分類:スズキ目スズキ亜目イスズミ科イスズミ属

分布:稚魚は流れ藻、成魚は浅海の岩礁域。
津軽海峡〜九州西岸の日本海東シナ海、千葉県外房〜九州南岸の太平洋沿岸、琉球列島、小笠原諸島

特徴:70cm以上になる。体側に目立った斑紋はなく、鯛型。イスズミ科では比較的体高がない。背鰭軟条は14(ノトイスズミは12)、尻鰭軟条は13(ノトイスズミは11)。近縁種にノトイスズミ、ミナミイスズミ、テンジクイサキがいる。

撮影日.2022年8月19日

 

ヨシエビ?

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ヨシエビ【葦蝦】

分類:十脚目根鰓亜目クルマエビ科ヨシエビ属

分布:東京湾富山湾以南の内湾。

特徴:体長雄で15cm前後、雌で19cmほどになる。細毛に覆われる。目立った斑文はなくシバエビよりも細かい黒い点が無数に散らばる。灰色、もしくは少し赤みがかる。死んで時間が経つと白くなる。額角上縁には6-9本(通常7本、8本)の歯がある。

撮影日.2022年7月22日